カフェなど外出先でノートパソコンやタブレットを使ってインターネットに接続したいときがあると思います。その方法がいくつかありますので紹介します。
目次
Wi-Fiを使用する
外出先でインターネットに接続するにはWi-Fiを使用するのが一般的です。
なのでまずはWi-Fiについて説明します。(難しくありません)
Wi-Fiとは簡単に言うと無線の電波を使ってインターネットに接続することです。無線の電波なのでケーブルは必要ありません。現在ではほとんどのノートパソコン、タブレット、スマートフォンに付いています。 [画像クリックで拡大]
他にも無線LANの規格の名称や無線LANサービスを指すこともあります。
外出先でインターネットに接続する方法
ここからが本題です。 外出先でインターネットに接続するには以下のような方法があります。
・Wi-Fiスポットを利用する
・Wi-Fiルーターを利用する
・スマートフォンのテザリングを利用する
以降でそれぞれについて紹介していきます。
WiFiスポットを利用してインターネットに接続する
外出先でインターネットに接続する方法のひとつとして「Wi-Fiスポットを利用する」があります。
Wi-Fiスポットとは公共施設、駅、カフェ、コンビニなどにWi-Fiの電波を受信できる装置(Wi-Fiルーターなど)が設置してある場所です。
Wi-Fiスポットにパソコンを持っていけばWi-Fiを通じてインターネットができるのですが、それにはWi-Fiスポットのサービスを提供している会社と契約する必要があります。 料金は毎月300~500円程度で契約が必要です。携帯電話の契約や自宅でインターネット(プロバイダ)の契約があれば無料になったり、割引が受けられる場合があります。
また無料や事前契約不要のサービスもありますが、セキュリティ面で不安な部分があるところが多く、あまりおすすめはしません。
Wi-Fiスポットでインターネットに接続するイメージです。 [画像クリックで拡大]
①電話・郵送・ホームページなどで事前にWi-Fiスポットを提供している会社と契約をします
②Wi-Fiスポットに接続するための情報をもらいます。(IDやパスワード、設定方法などがメールで送られてくると思います)
③契約した会社が提供しているWi-Fiスポットに行き、持って行ったパソコンなどから接続するための情報を入力してWi-Fiスポットに接続します。
・Wi-Fiで通信ができる機器(パソコン、タブレットなど)
・Wi-Fiスポットに接続するための情報(ID、パスワードなど)
Wi-Fiスポットを提供している会社によってさまざまですが、公共施設、駅、カフェ、コンビニなどがあります。
・特別な機器が要らない
・無料で使える場合もあり(携帯電話、プロバイダ契約がある場合など)
・Wi-Fiスポットがある場所(公共施設、駅、カフェ、コンビニなど)だけでしか利用できない
・多くの人が利用しているとWi-Fiスポットは回線が混雑して遅いことがある
頻繁に利用せず、携帯電話やプロバイダの契約があってWi-Fiスポットが無料で利用できる場合はサービスを申し込んでおくといざという時に使えます。またWi-Fiスポットがある特定のカフェでしかパソコンを利用しない場合にも向いています。
Wi-Fiの通信が暗号化されていない場合はその通信内容が見られることが容易ですので、それを利用しないか、どうしても利用したい場合はパスワードを必要とすることは避けたほうが無難です。
Wi-Fiルーターを利用してインターネットに接続する
Wi-Fiスポットはカフェなど特定の場所にWi-Fiの電波を受信できる装置(Wi-Fiルーター)が置いてあるのですが、このWi-Fiルーターを自分で用意すこともできます。これが今から紹介する方法です。
このWi-Fiルーターを自分で用意すれば携帯電話と同じように電波が届くエリアであればどこでもインターネットに接続できます。
Wi-Fiルーターを自分で用意するには機器を購入またはレンタルしてWi-Fiルーターの用の回線契約をする必要があります。機器を購入する場合は2万円程度、レンタルでも1日150円程度かかります。これ以外の方法として回線契約と機器購入がセットになったプランもあります。
Wi-Fiルーターを使ってインターネットに接続するイメージです。
[画像クリックで拡大]
自宅のインターネット接続環境と同じものを外出先でも利用するようなイメージです。
・Wi-Fiルーターの機器を購入、レンタルなどで用意する
・Wi-Fiルーターからインターネットに接続する回線の契約をする
・Wi-Fiルーターの設定、接続するパソコンなどの設定をする
・パソコンからWi-FiルーターへWi-Fi接続するとインターネット利用可能になる
・Wi-Fiで通信ができる機器(パソコン、タブレットなど)
・Wi-Fiルーター機器
・Wi-Fiルーターからインターネットに接続する回線の契約
・Wi-Fiルーターの設定情報
Wi-Fiルーターからインターネットに接続する回線の電波が届くエリアならどこでもOK。
だいたい携帯電話が使用できるエリアと同じです。
・Wi-Fiの電波は自分しか使わないので混雑によるスピード低下がない
・自宅のWi-Fi程度のセキュリティがある
・データ通信できる量に制限がない
・機器代は2万程度かかり初期費用が高い
・回線とセットでも1ヶ月1000~5000円程度となりランニングコストが高い
・Wi-Fiルーターを持ち歩くため荷物が増える
コストはかかりますが快適に利用できるので週の半分は外出先でインターネットに接続する場合におすすめです。また外出先で大量のデータをやりとりする場合には必須だと思います。これ以外に海外旅行のとき現地で使えるWi-Fiルーターを持っていくという使い方もあります。
スマートフォンのテザリングを利用してインターネットにアクセスする
すでにスマートフォンを持っている(契約がある)のであればテザリングを利用してインターネットに接続できます。
スマートフォンはそれ自体でデータ通信ができWi-Fiも使えますが、テザリングを使えばパソコンなどからWi-Fiでスマートフォンに接続し、それを介してインターネットに接続することができます。現在は多くのスマートフォンにテザリング機能が付いています。iPhoneはiPhone5からです。
携帯電話会社によって違いはありますが、無料のところがほとんどです。ごく一部で有料になる場合がある程度です。
※今回紹介するのはWi-Fiを使用した『Wi-Fiテザリング』です。
スマートフォンのテザリングでインターネットに接続するイメージです。
[画像クリックで拡大]
・スマートフォンを契約している携帯電話会社でテザリングを申し込む
・スマートフォンにテザリングの設定をしてテザリング機能を有効にする
・パソコンなどからスマートフォンへWi-Fi接続するとインターネット利用可能になる
・Wi-Fiで通信ができる機器(パソコン、タブレットなど)
・テザリング可能なスマートフォン
・スマートフォンを契約している携帯電話会社にテザリング機能を契約する(最初から契約済み/利用可能の場合が多いです)
スマートフォンの回線の電波が届くエリアならどこでもOK。
Wi-Fiルーターと同じぐらいのエリアです。
・スマートフォンをすでに持っていれば新たに機器を用意する必要がない
・Wi-Fiスポット並みに手軽に始められる
・Wi-Fiの電波は自分しか使わないので混雑によるスピード低下がない
・自宅のWi-Fi程度のセキュリティがある
・スマートフォンの通信として扱われるので契約通信量に達してしまう可能性がある(通信速度制限がかかり遅くなる)
・スマートフォンの電池が通常より早く減る
頻繁に使わないのであればテザリング機能はたいていは無料なので契約して、使いたいときに使えるようにしておくと便利です。またそれなり頻繁に使う場合は1ランク上の契約通信量(例えば2GB→5GB、5GB→7GB)にしておくと速度制限にならず快適に使えるはずです。
テザリング通信はスマートフォンの通信量として扱われ、1ヶ月の契約通信量を超えると通信速度の制限(遅くなる)がかかります。これによりメールの読み込みなど通信に関する動作が遅くなり非常に使いにくい状態ですが、有料で解除することが可能です。このためテザリングで通信量が多くなる場合には契約通信量を増やしたり、Wi-Fiルーターの導入を検討したほうがいいです。
まとめ
今回紹介した3つの方法は一長一短で、これが一番いいという方法はありません。
使用頻度でどの方法を選択するか決めたほうがいいです。
使用頻度が少ない場合はWi-Fiスポットを利用、次に多い場合はテザリング、一番多い場合はWi-Fiルーターという分け方がある程度の目安になると思います。
この記事がお役に立ちましたら以下のボタンを押してブログランキングで応援していただけると嬉しいです。
ボタンを押すと日本ブログ村のランキングでこのブログの順位があがります。